美肌とお酒
暑い日が続きますね。こんな日はアルコールで喉を潤したくなるものです。ここで美肌のためにひとつアドバイス、ワインをお勧めします。
一般的にお酒は美容の敵と言われますが、その理由は「アルコール度数」と「糖質含有量」にあります。ウイスキーや焼酎などアルコール度数の高いお酒を常飲すると肝臓に負担がかかり、新陳代謝が鈍くなることがあります。一方、日本酒やビールなど糖質の多いお酒を飲み過ぎると、余分な糖分が血液中で脂肪に変わり、皮脂分泌量が増えてしまいます。肥満にもつながり、AGEも増加します。
その点ワインは、アルコール度数が適度で糖分も少なく、さらにはアンチエイジングに必要な成分が豊富であり、抗酸化と抗糖化の両方をかなえてくれます。赤ワインに含まれるレスベラトロール、カテキン、ケルセチンといった成分は、AGEをなんと80%も抑えてくれます。一方、白ワインにはやせる効果があるという医学的な論文が2004年に出ています。やせたい方は是非白ワインを飲みましょう。そして、ワインは美肌作りの強い味方です。
美肌とAGE
先日、美肌に関する本を出版しました。 「なぜ糖尿病の専門家が肌に関する本を?」 と不思議に思われるかもしれません。実は、両者には密接な関係があります。 糖尿病の合併症を進めるのはAGEですが、肌の老化もAGEにより加速されます。そのため、糖尿病の合併症対策でしていることは、そのまま美肌につながります。
AGEが肌にダメージを与えることは科学的に証明されています。世界的な化粧品メーカーであるロレアルが、培養した人の皮膚に糖質を加え、人工的にAGEを作る実験を行いました。その結果、皮膚にAGEが生じると「表皮が厚くなること」「真皮が萎縮すること」がわかりました。また、コラーゲン線維を分解する酵素が増えることで、コラーゲンが減少し弾性力も低下します。こうなると、肌は復元力を失い、しわが刻まれいきます。 他にも、乾燥やシミ、くすみもAGEと深く関係します。
AGEを貯めない生活でいつまでも若々しい肌を手に入れましょう。これからしばらく、このブログで肌をきれいにする方法を紹介していきます。
週刊現代にDr牧田の取材記事が掲載されました
週刊現在6月29日号にDr牧田が取材された記事が掲載されました。
今回の特集は、名医が通うレストラン。おいしいだけでなく健康にもよい名店が紹介されています。
Dr牧田のお勧めは…ぜひ記事をご覧ください。
Dr牧田の新書がでました!
素材から料理、ファーストフードまで、906点の糖質量データ事典と、78の糖質オフダイエットレシピ。
家での食事から外食までをカバーする1冊です。
レシピでは、1食の糖質は10g以下にしています。
レタスクラブ6月25日号にDr牧田が紹介されました
「いま、会いたい人」のコーナーでDr牧田が紹介されました。
本コーナーは、話題の本をピックアップして、つくり手の生の声や本の魅力を伝えるコーナーです。
話題の新書、「糖質オフパーフェクトブック(レタスクラブMOOK社)」を取り上げ、Dr牧田がインタビューに答えます。
「患者さんに楽しくすばらしい人生を送ってもらう。それが医者の仕事だと思っています。」
本書でDr牧田の医者としての考え方を見ることができます。