ドクター紹介

牧田善二 Dr.Zenji Makita できるだけ多くの患者さんを健康へ導き、
同時に自らも幸せを感じる

私を必要としてくれる患者さんがいて、
私には患者さんの幸せを守ってあげることができる。
この充実感がなければ、
私の人生には意味がなくなってしまうとさえ感じるのです。
つまり糖尿病専門医の仕事は、私の最大の喜びです。

Dr.Makita
ポリシー / policy

「糖尿病により起こる多くの病気から
 患者さんを守る」が私のポリシー

仕事にまじめにとりくんでいる医師は皆、医療を行うにあたって、確固たる自分のポリシーをもっています。医師のポリシーというのは、患者さんのためにこんな医療を行うぞという自らの誓いのようなものでしょう。
開業医になった今、私が心に誓っているのは、「糖尿病により起こる多くの病気から患者さんを守る」ことです。現在のところ、私はこのポリシーを実現できていると自負しています。
医師の使命は病気を治すことですが、糖尿病は、残念ながら完治させることはできません。さらに、糖尿病の方には、透析や失明が待ちうけています。また、ガン、心筋梗塞、アルツハイマー病といった恐い病気が高い頻度で起こります。
これらの糖尿病合併症から患者さんを守ることが私の使命です。

アイデンティティ / identity

「合併症治療請負人」が私のアイデンティティ

医師としてのアイデンティティは「私はこんな医者である」というイメージをもち、それに向けて努力することでしょう。
私がどんな医師かと問われれば、答えは「糖尿病の合併症治療請負人」です。糖尿病治療を始めた時から私は、この病気で大切なのは合併症を進めないことだと確信しました。ニューヨークのロックフェラー大学に留学したのも、合併症を阻止する研究を続けるためです。
糖尿病は合併症の病気です。あらゆる合併症が体をじわじわ蝕んでいきます。
駆け込んで来る患者さんのなかには、合併症がかなり進んで手遅れとも思える人がいます。そんな時でも私は、「さあ来い。何でも診るぞ」という気持ちになります。
糖尿病患者さんにとってすばらしいニュースは、腎臓の合併症(糖尿病腎症といいます)が治る治療法が最近見つかったことです。ちゃんとした治療を行っていれば、もう血液透析になる心配は全くないのです。そして、その治療薬はAGEの害を取り除くものです。
糖尿病合併症の治療は、経験が大きくものをいいます。私は留学して合併症の研究に取り組み、国立や私立の大学病院でその治療にあたってきました。絶対に合併症まで悪化させたくないと考えている患者さんや、すでにこじらせてしまった患者さんのために、私の知識と経験が少しでも役立てられればと願っています。現在の私は、少し悪化した程度の合併症なら全員治してみせる自信もあります。
「合併症治療請負人」、それが私の医師としてのアイデンティティなのです。

経歴 / career

学歴

  • 1979年 : 北海道大学医学部卒業
  • 1989年 : 医学博士(北海道大学第3520号)

職歴

  • 1979年 : 滝川市立病院内科研修医
  • 1980年 : 北海道大学医学部附属病院研修医
  • 1983年 : 苫小牧市立総合病院内科医師
  • 1984年 : 町立栗沢病院内科医師
  • 1989年 : 米国ロックフェラー大学研究員(ニューヨーク)
  • 1991年 : 米国ピコワー医学研究所主任研究員(ニューヨーク)
  • 1996年 : 北海道大学医学部講師
  • 2000年 : 久留米大学医学部内分泌代謝内科主任教授
  • 2002年 : 久留米大学医学部糖尿病合併症学教授
  • 2003年 : エー・ジー・イーAGE内科クリニック 開設
  • 2008年 : エー・ジー・イーAGE牧田クリニック 開設

主な主任研究事業

  • バイオベンチャー研究開発拠点整備事業
  • 総額1億円
研究の要約 / research summary

糖尿病合併症の治療にすぐに役立つ臨床研究を糖尿病医の立場から行ってきました。

The New England Journal of Medicine

(1991年9月19日号、Advanced Glycosylation End Products in Patients with Diabetic Nephropathy, N Engl J Med 325: 836-842, 1991)に糖尿病の人の血液中にはAGEが溜まっていること、特に腎臓が悪くなるとそれが著しくなり、糖尿病合併症の悪化の大きな原因になっていることを発表しました。この雑誌は世界中の医師が最新、最高の医学知識を得るために毎週欠かさず読むもので、わたしの論文も、血糖値ではなく合併症が重要だということを再確認させたものとして大きな反響がありました。

Science誌

(1992年10月23日号、 Hemoglobin-AGE: A Circulating Marker of Advanced Glycosylation, Science 258: 651-653, 1992)に糖尿病合併症の検査として血液中のAGEの測定が重要であることを発表しました。同時に糖尿病合併症治療薬の開発には HbA1c(糖尿病の過去1~3ヶ月の平均血糖値)ではなくAGE測定が必要であることを明らかにしました。この論文は、糖尿病治療法に新たな黎明を与えたと評価されました。また、この号は、偶然にも(幸運にも)「日本の科学」を紹介する特集号で今の天皇陛下の(ただ著差名はAkihitoとなっています。苗字はないのでしょうね)記事が載っていました。そこでは、徳川家康や長崎出島の写真とともに日本の科学の歴史が判りやすく書かれています。天皇陛下が研究されていたのはIchthyology(魚類学)であることも初めて知りました(Akihito, Early Cultivators of Science in Japan, Science, 258: 578-580, 1992)。

The Lancet 誌

(1994年6月18日号、Reactive Glycosylation Endproducts in Diabetic Uremia and Treatment of Renal Failure,Lancet 343:1519-1522,1994)に血液中のAGEは糖尿病の腎臓疾患(糖尿病腎症)を悪化させる重要な要因であり、血液透析を受けるような腎臓の悪い糖尿病者では血液中のAGEを低下させる治療が必要であることを明らかにしました。同時に、糖尿病者では透析よりも腎臓移植治療の方がAGE除去効果ははるかに優れていることも報告しました。わが国でも、腎臓移植治療がもっと進むことが期待されます。

Diabetes誌

(1997年5月号、Progression of Nephropathy in Spontaneous Diabetic Rats Is Prevented by OPB-9195,a Novel Inhibitor of Advanced Glycation,Diabetes 46:895-899,1997)に、AGE形成を抑える薬を飲ませると(ラットでの研究)、血糖値が270mg/dlもの高血糖の糖尿病でも腎症(腎臓が悪くなる余病)はほとんど起こらないことを報告しました。つまり、AGEが合併症の重要な原因であることを証明したとともに、AGE形成阻害剤で合併症は抑えられるが分かったわけです。血糖が高くても合併症治療薬を飲んでいれば大丈夫というこの発表は、糖尿病の方々に大きな希望を与えるもので、当時の読売新聞に取り上げられわたしの患者さんも大変喜んでくれました。

研究業績 / achievements

1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989
1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000
2001 | 2002 | 2003 | 2004
ABSTRACTS:( only in the U.S.A. )

講演・発表 / speaking schedule

1981 | 1983 | 1986 | 1987
1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000
2001 | 2002

発表年 : 1981年
◎学会名 / 第15回日本糖尿病学会北海道地方会
・開催日 / 11月7日
・会場 / 市立札幌病院大講堂
学会分類 演題番号・演題 / 発表者
2)糖尿病患者におけるN-acetyl-β-glucosaminidase(NAG)活性についての検討
皆上宏俊、中山秀隆、青木伸、小森克俊、黒田義彦、牧田善二、小野百合、種田紳二、三沢和史、中川昌一、織田一昭
16)アフィニティクロマトグラフィーによるGlucosylated Albuminの分離と測定
中山秀隆、萬田直紀、小森克俊、青木伸、黒田義彦、皆上宏俊、牧田善二、野呂英行、小野百合、種田紳二、三沢和史、中川昌一
19)OAL-123抗体と30K抗体によるGlucagon測定値の比較検討
牧田善二、青木伸、小森克俊、萬田直紀、皆上宏俊、黒田義彦、野呂英行、小野百合、三沢和史、種田紳二、中山秀隆、中川昌一、門田悟
◎学会名 / 北海道地方会
学会分類 演題番号・演題 / 発表者
18)Glucosylated Hb測定における不安定成分の検討
種田紳二、中山秀隆、青木伸、黒田義彦、皆上宏俊、牧田善二、三沢和史、中川昌一
20)アルブミンによる125I-Insulin分解抑制
黒田義彦、中山秀隆、青木伸、皆上宏俊、牧田善二、種田紳二、三沢和史、対馬哲、中川昌一
インスリン作用IV、インスリン分解、血糖制御 A217)OAL-123抗体と30K抗体によるGlucagon測定値の比較検討
牧田善二、青木伸、小森克俊、萬田直紀、皆上宏俊、黒田義彦、野呂英行、小野百合、三沢和史、種田紳二、中山秀隆、中川昌一、門田悟
治療I、インスリン製剤 F102)ヒト・インスリン製剤混合時の変化について
三沢和史、中山秀隆、青木伸、小森克俊、黒田義彦、牧田善二、種田紳二、対馬哲、沢村祐一、吉田裕、佐保雅紀、中川昌一
新沼廣幸 Dr.Hiroyuki Niinuma 適切な時期に必要な心臓血管病の精密検査を提供できるように。

脳梗塞症、狭心症、閉塞性動脈硬化症の発症を予防するために、
超音波や新しいCTなどを駆使し診断治療にあたり、
5年間の追跡調査を開始します。
その結果から患者さんにとって適切な時期に
必要な心臓血管病の精密検査を提供出来るようにいたします。

Dr.Niinuma
自己紹介 / self-introduction

心筋梗塞症を発症することなく救う

聖路加国際病院 循環器内科医長の新沼廣幸です。
AGE牧田クリニックで皆様の糖尿病と心臓血管病を中心として診療を担当いたします。
聖路加では狭心症、心筋梗塞症、心臓弁膜症などを超音波や320列CTなどを用いて診断し、集中治療から通常外来、高貴な方をはじめとしていろいろな患者さんを担当しております。
今までに2型糖尿病患者さん1,000人の調査を行い、約15%で無症状の狭心症患者さんが心筋梗塞症を発症することなく救うことが出来ました。
2014年7月からはさらに2型糖尿病患者さん2000人規模で脳梗塞症、狭心症、閉塞性動脈硬化症の発症を予防するために、超音波や新しい320列CTなどを駆使し診断治療にあたり、5年間の追跡調査を開始します。その結果から患者さんにとって適切な時期に必要な心臓血管病の精密検査を提供出来るようにいたします。

経歴 / career

学歴

  • 1992年 : 岩手医科大学医学部卒
  • 医籍登録(第349194号)
  • 1999年 : 岩手医科大学医学博士(乙 第573号)

職歴

  • 1992年 : 岩手医科大学附属病院研修医
  • 1994年 : 岩手医科大学内科学第二講座副手
  • 1998年 : 岩手県立久慈病院循環器科兼救急科医長
  • 2000年 : 岩手医科大学附属循環器医療センターCCU専門医員
  • 2003年 : 岩手医科大学附属循環器医療センターCCU助手
  • 2007年 : 岩手医科大学附属循環器医療センターCCU助教
  • Johns Hopkins大学循環器内科 心血管画像診断研究室 
  • (Joao AC Lima教授)博士研究員
  • 2008年 : 岩手医科大学附属循環器医療センター助教
  • Johns Hopkins大学循環器内科 心血管画像診断研究室 客員研究員
  • 2010年 : 聖路加国際病院 循環器内科 副医長
  • 2013年 : 神戸大学大学院医学研究科外科学講座心臓血管外科学分野 非常勤講師
  • 聖路加国際病院 循環器内科 医長

資格

  • 日本内科学会内科認定医(第18966)
  • 日本内科学会認定総合内科専門医(第7091)
  • 日本循環器学会循環器専門医(第13792)
  • 日本集中治療医学会集中治療専門医(第050028)
  • 日本救急医学会救急専門医(第2637)
  • 日本超音波医学会超音波専門医(第FJSUM-1769)
  • 日本脈管学会血管専門医
  • ACC/SCCT Cardiovascular CT level 2 certification

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会(Fellow)
  • 日本集中治療医学会(評議員)
  • 日本救急医学会
  • 日本超音波医学会
  • 日本脈管学会(評議員)
  • 日本心不全医学会
  • 日本心エコー図学会
  • 日本放射線医学会
  • American College of Physician(Member)
  • American College of Cardiology(Member)
  • American Heart Association(Member)
  • Society of Cardiovascular Computed Tomography(Member)

専門分野

  • 循環器疾患病態画像診断学
  • 大血管疾患集中治療学
  • 心機能および血液マーカー
  • 心臓弁膜症
野村征太郎 Dr.Seitarou Nomura 他の誰でもない、あなたに診てもらいたいという医師。

生活習慣ではライフスタイル、考え方によって、治療方針は様々です。ガイドラインでの記述や統計的なデータはもちろん大切ですが、なにより大切なのは患者さんそれぞれの考え方です。人生をいかに楽しみながら糖尿病とつきあっていくか、ひとりひとりにあった付き合い方を提示していきたいと考えています。

Dr.Nomura
ポリシー / policy

ひとりの人の本質を徹底的に見抜きたい

私はプロの医師として、医学的知識を総動員させるだけでなく、ひとりの人間として患者さんの本質を理解したいと思っています。医療の現場でよく言われることに、「病気を見ずして病人を見よ」という言葉がありますが、私は「病気でも病人でもなく、人を見たい」と思っています。

アイデンティティ / identity

他の誰でもない、
あなたに診てもらいたいという医師

医師にかかるというのは、自分の心と体を打ち明ける、ということです。
そのように思ってくださる患者さんがいるからこそ、
私は常に謙虚な姿勢で診療に臨みたいと思います。

自己紹介 / self-introduction

「患者さんとともに生きる。」

私はもともと人が好きで、人に関わる仕事、そして人に役立つ仕事をしたいと思い、医師を職業として選択し、聖路加国際病院で医師としての第一歩を歩み始めました。そこで私は、医師の基本である、「患者さんとともに生きる」ことを学び、それを実践してきました。そして、現在の最高の治療を知り、患者さんの様々な背景をあらゆる角度から考察し、最適な治療を実践していく、というサイクルを絶え間なく回し続け、自らを成長させてきました。

その中で、私は最適な治療法のない多くの患者さんに遭遇し、未だ明らかでない病気の原因を追求し、さらには生命の本質を知りたいと考え、基礎生命科学の研究も行うようになりました。私は生命の源である心臓(Heart)に興味を持ち、それがどのようにできるか、それが病気になるとどうして悪くなってしまうか、どうしたらそれを良くすることができるか、日々研究しています。生命科学の、ひいては医学の新しい1ページを書き換えるような真理の追求に向けて、謙虚な気持ちで真っ直ぐに努力しています。

そんな折、聖路加国際病院に勤務していたときから懇意にしていただいている牧田院長からお誘いいただき、2014年4月からクリニックの診療チームに加えていただきました。糖尿病を含めた生活習慣病の治療、心臓循環器疾患の治療を基本に、総合内科専門医として、様々な医学知識を統合して、ひとりひとりの患者さんを構成する要素を理解し、最適な治療を探っていきます。

経歴 / career

学歴

  • 2005年 : 千葉大学医学部医学科卒業
  • 2009年 : 千葉大学大学院医学系研究科 循環器内科学博士課程
  • 2010年 : 東京大学先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス分野
  • 2013年 : 千葉大学大学院医学系研究科 循環器内科学博士課程修了
  • 博士(医学)(千葉大学)取得

職歴

  • 2005年 : 聖路加国際病院 初期研修医
  • 2007年 : 聖路加国際病院 内科専門研修医
  • 2008年 : 聖路加国際病院 内科チーフレジデント
  • 2009年 : 千葉大学医学部附属病院 循環器内科医師
  • 2010年 : 東京大学先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス分野 研究員
  • 2013年 : 東京大学医学部附属病院 循環器内科医師(東京大学先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス分野)
  • 2014年 : AGE牧田クリニック 非常勤医師

専門医

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
鄭 守 Dr.Mamoru Tei 目指すのは、ひとりひとりの患者さんが納得する医療。

患者の皆さんには、糖尿病網膜症・糖尿病黄斑症の
検査についての説明を十分に理解し、
希望する治療を受けて、結果に納得してほしい。
そして、糖尿病によって失明することのないように、
諦めずに一緒に考えていけるよう最善の提案を考えていきます。

Dr.Tei
院長より

日本一の糖尿病の目のドクターとして
信頼する名医

鄭先生は私が日本一の糖尿病の目のドクターとして信頼している方です。もう失明は避けられないので諦めてくださいなどと言われた末期の患者さんの眼を救っています。その非常に高度な技術と長年の経験が必要とされる硝子体手術を何と年間500例も行っているというスーパードクターです。この度、鄭先生が2ヶ月に1度(偶数月の第1木曜日)AGE牧田クリニックで診察をしてくれる運びとなりました。

偶数月の第1木曜日が診察日(平成27年は 10月1日、12月3日など)。

重症で不安をお持ちの方だけでなく、職業上などの理由で絶対失明したくない方、本を読めなくなったり運転免許が取れなくなるのを避けたい方は是非受診してください。注意しなければならないのは、眼の障害は徐々に視力が低下するというように自覚症状が進んでくるのではなく突然見えなくなるという形で来ることです。

鄭先生のお話では「失明する方は年間3000人に過ぎないが、日常生活に不自由を感じる視力の障害者は沢山いる。そうならないように新しい注射の最新医療で確実に予防することができるそうです。まず鄭先生に診ていただいて目が大丈夫なのか判定してもらってください。

眼科医もその医療技術や知識には大きな差があります。一度、眼の受診を是非お勧めします。

神の手を持った眼科医で、かつ京都からわざわざ来ていただくこともあり、自由診療(保険外)となります。

鄭先生より

ひとりひとりが納得する医療を

“目指すのは「納得の医療」”。

糖尿病網膜症・糖尿病黄斑症に関して、受けた検査・説明を理解して、希望する治療を受けて、結果に納得するための相談をしましょう。そのうえで、まだできることはないか、一緒に考えていきましょう。網膜症外来での相談をご希望の患者さんは、受付でお尋ねください。または電話で予約して来院されるか、メールで直接相談してから来院してください。

□相談用メールアドレス: tei.mamoru0625@athena.ocn.ne.jp

自己紹介 / self-introduction

糖尿病で失明しないよう最善を尽くす

<網膜症外来の目指すところ>

「糖尿病なんだから、見えない・見えにくいのはしかたがない」、「眼科は患者さんが多いから、ゆっくり説明してもらえない」、「レーザーを何回も受けたし、手術もしたし、もうこれ以上何もできないと言われた」、と諦めていませんか?

糖尿病網膜症は、糖尿病腎症、糖尿病神経症とともに、糖尿病の三大合併症のひとつで、日本では成人の失明原因の第二位(年間約3000人)となっています。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えることができますが、かなり進行するまで自覚症状がなく、気付いた時にはかなりの重症になっていることが多いのも特徴で、早期発見早期治療、定期的な検査が重要です。近年、検査法やレーザー治療、ステロイド薬テノン嚢下注射、抗VEGF薬硝子体注射、硝子体手術などの治療の進歩により、失明を防ぐことができるようになってきましたが、なかなか満足のする見え方が得られないことが多い、というのが大きな問題だと考えています。

私は、過去20年間、慶應義塾大学病院、京都府立医科大学病院、ハーバード大学、眼科専門病院・クリニックで臨床・研究に従事してまいりました。この10年間は、年間約400~500件の硝子体手術を行っております。その約半数は増殖糖尿病網膜症や糖尿病黄斑症の患者さんですが、若年性糖尿病で網膜症未治療の重症の患者さんや他施設で治療は困難であると言われた患者さんも数多くおられます。また手術をするよりも多くの患者さんが、レーザー治療、ステロイド薬テノン嚢下注射や抗VEGF薬硝子体注射により、網膜症や黄斑症をコントロールすることが可能となり、硝子体手術を行わなくてもすむようになっておられます。

眼科での診察は検査が中心になってしまいますが、AGE牧田クリニック網膜症外来では、これまでの数多くの経験を活かし、検査を最小限に抑え、まずはじっくり話し合うことによって、最善の提案をしていきたいと考えています。これまで眼科の検査を受けたことがない方、受診を中断してしまった方は、受診や検査の計画を立てましょう。一通りの治療を受けてこられた方でも、局所レーザー、ステロイド薬テノン嚢下注射、抗VEGF薬硝子体注射、硝子体手術を組み合わせれば、まだまだできることがあるはずです。糖尿病で失明しないように、少しでも見やすくなるために何かできることはないか、諦めずに一緒に取り組んでいきましょう。

経歴 / career

学歴

  • 1993年 : 慶応義塾大学医学部卒業
  • 1999年 : 医学博士取得

職歴

  • 1995年 : 慶応義塾大学眼科
  • 1996年~1998年 : ハーバード大学スケペンス眼研究所研究員
  • 1999年 : 聖京都府立医科大学病院眼科 20年間に渡り糖尿病網膜症の治療を行う。
    特に末期の網膜症の困難な硝子体手術を年間500例行っている。
廣田 雄輔 Dr.Yusuke Hirota 一人ひとり違う だからおもしろい。

「糖尿病」と言っても、患者さん毎に原因や重症度、
適切な治療法は異なります。私の診療では、医学的な判断だけでなく、
その方の生活スタイル、治療に関するご希望、社会的背景、医療費、
などの要因を勘案して最も適切と考えられる治療を提案しつつ、
患者さんと一緒に考えます。様々な要因とのバランスが取れつつ、
予防や治療がうまくいくことに非常にやりがいを感じています。

Dr.Niinuma
自己紹介 / self-introduction

人として 内科医として 正直に向き合う

私は学生時代から循環器内科や救急などの急性疾患を対象とした診療科を専門とするつもりでした。研修医となり、急性期診療は予想以上にやりがいがあり好きでしたが、自分には糖尿病などの慢性疾患の診療の方が向いていると感じました。患者さんやご家族と対話し、得られた情報を踏まえて調整を行い、一人ひとりに最も適切な治療を行うことに特におもしろさを感じていました。糖尿病の診療にはこの視点が非常に重要と感じており、糖尿病を専門とすれば、自分が感じているおもしろさを追求することで幸せな医師人生を歩みつつ、患者さんに貢献できると考えました。

糖尿病を専門としつつも血糖だけを診るのではなく、内科医として幅広く診療したいと考えています。自分で分かることには対応し、私では分からないことや詳しい検査が必要なことを見つけたら、決して放置せず、それぞれの専門家に責任をもって繋ぐようにしています。AGE牧田クリニックではこの連携が極めてスムーズにできるシステムが確立されており、大げさではなく多くの患者さんが命拾いをしています。医学的に非常に危険なことを見つければ、例え患者さんが全く乗り気でなくても安易に同調して黙認することはせず、繰り返しご説明して検査や治療に向かっていただくよう説得します。この問題に気がついているのはこの世で私しかいないかもしれないと思うからです。

牧田先生をはじめクリニックの先生方とスタッフのおかげで非常に良い環境の中、真摯に診療を行います。何卒よろしくお願い申し上げます。

経歴 / career

学歴

  • 2005年 : 慶應義塾大学 経済学部 経済学科 中退
  • 2011年 : 信州大学 医学部 医学科 卒業
  • 2014年 : 東京大学大学院 医学系研究科 内科学専攻 代謝・栄養病態学分野 入学

職歴

  • 2011年 : 聖路加国際病院 内科系ジュニアレジデント
  • 2013年 : 東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 専門研修医
  • 2016年 : AGE牧田クリニック 非常勤医師

資格

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本内科学会 JMECC インストラクター
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